ミュージックソムリエ協会blog

シチュエーション別の音楽や、ミュージックソムリエ協会の日々の活動状況などをお伝えします!

2016年10月

選曲のエキスパート“ミュージックソムリエ”があなたに贈る、日常のワンシーンでふと聴きたくなる

あんな曲やこんな曲――。間もなくハロウィンナイト、今回は「仮装パレードでかけたい曲」です。

 

「えんとつ町のプペル」/ 西野亮廣

●ハロウィンの夜にやって来た心優しいゴミ人間

今年のハロウィンに合わせて発表された『えんとつ町のプペル』という絵本がある。人々が仮装した町に、悪臭をはなつ「ゴミ人間」が現れて―― ひとりの少年の出逢いが生み出す物語は、書店やamazonで異例の大ヒットを記録している。

絵本と共に作られたのが今回ご紹介する一曲だ。 パレードにぴったりな楽しげな曲が、「ゴミの体の奥に眠るハート」を美しく歌いあげている。 いつも表面ばかりで相手を判断しがちな筆者も、自分を恥ずかしく思った。

作者の西野亮廣さんは、 ハロウィンの夜にゴミだらけになる渋谷で、翌朝の清掃イベントを発案、実行。 「渋谷が1番綺麗なのはハロウィン翌日!」と世に言わしめた。マルチな奇才が4年半もの時間をかけて造り上げた『えんとつ町のプペル』の世界。 今年のパレードはこの1曲のリピートだけで十分である。(選曲・文/今井義明)


※補足[amazonwww.amazon.co.jp/dp/4344030168  
(曲はまだCDは発表されておらず、リンクは原本のamazon

 

They're Coming To Take Me Away, Ha-Haaa!」/Napoleon XIV

●パレードで埋もれない「なんちゃって狂気」

せっかくの仮装パレード、奇抜な選曲で目立ちたいもの。今回はハロウィンらしくホラー風味で楽しい曲を探してきました。1966年に発表されて、当時全米3位のヒット曲となったナポレオン14世(正体はレコーディングエンジニア)による「狂ったナポレオン、ヒヒ、ハハ」。愛犬を失った男が徐々に正気を無くしていく様子を描いたマーチ風コミックソング。要所で発せられる「ヒヒ、ハハ」の所でポーズを決めて、「ホラーな集団」を演出すれば、観客はもう夢中です。

(選曲・文/旧一呉太良)


  

歌劇『ファウスト』より「金の子牛は常に生きて」/ニコライ・ギャウロフ

悪魔のように横柄かつ堂々と!

グノー作曲のオペラアリアです。舞台は祭の市が立つ広場。悪魔であるメフィストフェレスが現れ、堂々とした歌声を披露します。前奏を聴いただけで、あやしく不吉な雰囲気が感じ取れますね。

街の人々による合唱も入り、曲調は徐々に盛り上がって終盤へ至ります。テーマからして仮装の練り歩きにぴったりで、乗れること間違いなし。

歌唱は、ニコライ・ギャウロフ。頭頂からまっすぐ空に伸びるように声を響かせ、生き生きとした空気の流れを作り出します。バス歌手に、こんなに華やかな表現ができるなんて感激です。ぜひ、ご一聴ください。

(選曲・文/山本陽子) 

 

 

「メリー・ウィドウ」/レハール

●トリック or トリート!? 恋も遊びも陽気に駆け引き

ハロウィンの夜、子供たちは「トリックorトリート?」――お菓子をくれないとイタズラしちゃうよ!と家々を巡り駆け引きしますが、オペレッタ「メリー・ウィドウ」は、大人の恋の駆け引きの物語。

ヒロインはとある富豪の未亡人。国外の男性と再婚すると莫大な財産が国外に流失し、国が破綻してしまう。これを阻止するためにイケメンの刺客が送られて……というお話です。洗練された美しいワルツ、陽気なメロディー、思わず踊りたくなる楽曲の数々には、レハールらしいウィンナ・オペレッタの魅力が凝縮されています。

公式動画では、有名なワルツ「恋ごころ」に陽気なリズムの音楽が続きます。駆け引きはほどほどにして、さぁ皆さんも一緒に踊りましょう♪

(選曲・文/堀川将史)

 

 

Hi-Ho」/hide

●サンバとロックを融合させた生前の名作

1996年に発表されたアルバム『PSYENCE』収録曲。祝祭感をイメージしたような楽曲は、X JAPANとまた違う形の盛り上がりをライブで見せていました。ハロウィンという時期でなくても、仮装パレードにはもってこいの一曲ですね。

ちなみにステージでは上半身裸の女の子が踊るのが恒例。PVでもその様子がバッチリ映っています。この曲が象徴ですが、エロティシズムもhideのソロワークでは、語るに欠かせない要素ではないでしょうか。

(選曲・文:Kersee

 
 

Trick or Treat/MAN WITH A MISSION

●年に一度のこの日!弾ける気持ちが溢れるナンバー

頭は狼、体は人間の究極の生命体、MAN WITH A MISSION(以下MWAM)。2011年に発表したセカンドミニアルバムでは、ハロウィンをテーマにした曲が収録されています。重量感あるバンドサウンドがカッコいいMWAMですが、この曲ではカッコよさと共にポップで可愛い雰囲気が漂います。”ハロウィンの夜はみんなで、踊って歌って騒いじゃおう!”という気持ちに火をつけてくれます。コスプレは、MWAMにあやかってオオカミの格好も良いし、誰かとペアで赤ずきんちゃんとオオカミも良いかも!ハロウィンパレードも踊りながら進みたくなります。

ハロウィン、楽しいけどハメを外し過ぎずないように、ね。

(選曲・文/石井由紀子)

 

さて、お気に召した選曲はございましたか。

ぜひこれを機にCDやレコードなどの音源でも、各曲をお楽しみいただければ幸いです。

それでは、ハッピーハロウィン♪

 

 

【ページ末クレジット】

編集:吉川さやか

参考:ミュージックソムリエ養成講座

 

選曲のエキスパート“ミュージックソムリエ”があなたに贈る、日常のワンシーンでふと聴きたくなるあんな曲やこんな曲――今回はくだけで良い女になれる!とか、そんな魔法のようなことはありませんが、婚活パティや合コンに参加してみたくても、尻みしてしまってなかなか……と、一踏み出せない女へ、背中をポンと押してくれそうなパワみなぎる曲を集めてみました。


Single Ladies (Put a Ring On It) 」 / Beyoncé

恋に苦するすべての独身女子たちに援歌!

私を他の男にられるのが嫌だったら、さっさと婚指をくれていれば良かったのよ!……と、かなりで元カレにれを告げる歌をテンション高く、パワフルにビヨンセが歌っているのをいていると、なんだかグズグズしている自分にれを告げたくなってきます。

の置けない女友と一に目一杯おしゃれして、普段行かないクラブや素BARに行ってみる(もしくは行くことを想像する)のはいかがですか動範げることで、今までとはう自分を発見できるかもしれません。



NEW LOOK」 / 安室奈美

●モデルになった分で街を爽としてみよう。

の中に出てくるツイッギ60年代にミニスカトを大流行させたイギリス出身のスモデル。タイトにまとめたショトヘアはとてもキュトですが、そのtomboyイッシュ)なスタイルは当とても新でした。しかし、ロングヘアから一、思い切ってこの型を打ち出したことで、ツイッギ在でもがれるほどのファッションリとなったのです。

型に限らず、普段着ない色の服を着てみる、真っ赤な口をつけてみる、いつもよりちょっと多めに肌せしてみる、など少しだけ思い切ったイメチェンで、新しい魅力が生まれてくるかもしれません。そんな持ちを後押ししてくれる曲です。



Dangerous Woman」 / Ariana Grande

●女豹になった分で妖しくキケンな女を演じてみよう。

普段心の奥にしまっている欲望を解き放って、たまにはキケンな女を演じてみるのも良いのでは?

このMVのアリアナにって、普段はつけないセクシなランジェリをこっそり身につけてみましょう。なデザインのランジェリはいつになく身体に緊張感をもたらしてくれます。そして、ちょっぴりエッチな分になることで女性ホルモンの分泌が促されると(科学的根はありません)、ふとした仕草やき方にもきっと女性らしさがプラスされることでしょう。

そんな女の魅力に引き寄せられる男性の中に、命の人がれるチャンスも……?!



I Really Like You」 / Carly Rae Jepsen

●私、恋しちゃったかも?!……淡い持ちを取りそう。

してる」の手前、「私、あの人のこと好きかも……?」と付き始めたというのは、メルの返信がないことにヤキモキしたり、その彼がの女の子としていることにほんのり嫉したり……と、相手のことがいちいちになって、苦しかったりもします。でも、はそのくらいのが一番恋ってしい!と思える期かもしれません。仕事や学校へ行く足取りがくなったり、笑えたり、恋してる女性は生活にハリが出て、キラキラと眩しくえるものです。この曲をくと、そのくハッピラにつられるみたいに、とても前向きな持ちになれるのです。



PILLOWTALK」 / ZAYN

●イイ男に抱かれてうつつ分を疑似体しよう。

元ワンダイレクションのゼインによるソロデビュシングルなのですが、元アイドルが歌うにはかなり赤裸々で、最初にいた1D後初のシングルでここまでやっちゃって良いのきをせませんでした。タイトルから察するにする、コッテコテにセクシ曲です。

ベッドの中でしく甘い言かれる……そんなのような時間、いつぶりだろう……?なんて、もし現実で相当ご沙汰だったとしたら、くだけでエッチな分になれそうです。良いオトコに抱かれる自分をシミュレションして、良い女度アップを期待してみましょう。


 

WHAT YOU WANT」 / JUJU

●人生はしんだもんち!素直になるのを恐れない。

を重ねるにつれ、いつのにか自分で自分の持ちにブレキをかけて、つい大人ぶった余裕のあるフリをしてしまったりするけれど、そんなに本来の自分を抑えてしまったまま一生えてしまって良いの?なんてふと不安になることはありませんか?

人生は一度きりなのです。自分が心からしい!と思えること、欲しい!と思うものに、には全力で素直になってみても良いと思います。日のストレスから放された女には、きっと同じように人生を歌している人が集まってくるでしょう。同性でも性でもポジティブなバイブスを共有できる仲が集まれば、そこからまた新しい素な恋が生まれるかもしれません。



さて、お気に召した選曲はございましたか。

ぜひこれを機にCDやレコードなどの音源でも、各曲をお楽しみいただければ幸いです。

それでは、くれぐれもマナーを守ってお外へGO!

 

【ページ末クレジット】

文/高原千

編集:吉川さやか

参考:ミュージックソムリエ養成講座

 

 

 

―ミュージックソムリエがおすすめするCD―

祥伝社発行『からだにいいこと』“知性を磨く本とCD”コーナーにて、「今月のおすすめCD」を毎号ご紹介しています。12月号(2016年10月15日発売)では、ミュージックソムリエ・石井由紀子さんおすすめのアルバムをピックアップ!

cover201612

からだにいいこと
http://www.karakoto.net/

「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信サイト“TAP the POP“にて月曜日(不定期)、ミュージック・ソムリエによるコラムをお送りしています。ぜひご覧ください!

■ルパン三世のテーマ~ジャズ・メン大野雄二のライフ・ワーク
http://www.tapthepop.net/sommelier/52300

選曲のエキスパートミュージックソムリエがあなたに贈る、日常のワンシーンでふと聴きたいあんな曲やこんな曲――今回は10月の出雲・神在月にちなんだ「神さまたちの宴に捧ぐ曲」です。

 

「ロマンスの神様」/広瀬香美

●“ロマンスの神様もおられますか?

聴くだけでゲレンデの景色が浮かんでくる、1993年のヒット曲。「さあ合コンだ!狙った男をゲットするぞー!」というストーリーには、90年代前半の元気な雰囲気がみなぎっています。

時代は違えども「いい人にめぐり会いたい」という気持ちは世の常。出雲にこの神様もいらしているなら、ぜひ奉納したい、縁結びのパワーを増大して頂きたい……と切に願う私です。世間の度肝を抜いた広瀬さんの高音は、きっと神様の酒宴をもノリノリに盛り上げること間違いなし!ささ、良縁の大盤振る舞いを!神様〜!!

(選曲・文/石井由紀子)


 

 

「ヴォラーレ」/錦織健

八百万の神様をおもてなし!

出雲大社に神様がご集合の今、ぜひ地元出雲市出身の錦織健さんの「ヴォラーレ」をおすすめします。日本では、フランスの音楽バンド、ジプシー・キングスのCMソングで知られていますが、オリジナルは1958年発表のドメニコ・モドゥーニョ。イタリア生まれのためカンツォーネと見なされており、テノール歌手のコンサートやライブでよく歌われ、世界中で愛されています。

原曲のサビはCMソングよりもゆったりと、ン・チャ・ン・チャと心地よいリズムを刻みます。アルバム『永遠に(ペル・レテルニータ)』に収録された錦織版では、透明感のある軽やかな歌声がよく調和して、歌詞にあるようにずっと高く飛んで行けそうな気分になれます。

(選曲・文/山本陽子)

  

「神々の詩」/姫神

「八百万」は厳密な数量ではなく「たくさんの」という意味で、『古事記』の天岩戸伝説に由来するそうです。日本古来の多神教やアニミズムは縄文期までルーツをさかのぼりますが、今回ご紹介するのは縄文期の言語をイメージした歌詞の一曲。ミレニアム間近の1990年代末、同名のテレビ紀行番組(TBS)のテーマソングとして制作された、姫神の代表曲です。

代替わりや環境の変化を経て、現在は星吉紀さんのソロプロジェクト。東日本大震災以降は地元岩手を中心に、SNSなどで精力的に発信を続けています。

地震、台風、噴火など、自然の前での人間の非力を感じる場面が重なっています。被災地を想い、その復興を願い、手を合わせるばかりです。

(選曲・文/麻布さやか)

先月、ベスト版が発売されました。 www.amazon.co.jp/dp/B01IBO4GV0

  

Hallelujah」/LEONARD COHEN

人生に翻弄される「ハレルヤ」に神様ご満悦

シンプルなメロディーが美しい。そして艱難辛苦を乗り越えてきたことを感じさせる枯れた歌声によって伝わる、神への感謝と嘆き。

この曲はカナダを代表するシンガーソングライター、レナード・コーエンが1984年に発表した代表曲です。恋人との出会い、別れを通して発せられる、様々な感情の「ハレルヤ」。神様が我々を見守ってくれているとするならば、この曲で人間のたくましさに気付いてくれることでしょう。2017年にはキャリア50周年を迎えるレナード・コーエン。まだまだ素晴らしい曲がたくさんあるので、この機会に是非聴いてみてください。

(選曲・文/旧一呉太良)
 

 

【締めの挨拶】

さて、お気に召した選曲はございましたか。

ぜひこれを機にCDやレコードなどの音源でも、各曲をお楽しみいただければ幸いです。

それでは、また明日、もとい来週。

 

 

【ページ末クレジット】

編集:吉川さやか

参考:ミュージックソムリエ養成講座

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