ミュージックソムリエ協会blog

シチュエーション別の音楽や、ミュージックソムリエ協会の日々の活動状況などをお伝えします!

2016年01月

entertainment stationにて連載中、佐藤剛の「昭和歌謡と日本のスタンダードの歴史」
【第16回 廃墟となった焼け野原に華を咲かせた三木鶏郎と冗談音楽】が掲載されました。
ぜひご覧ください!

http://entertainmentstation.jp/19802/


ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエによるもの。

今回は、「新しいことを始めたくなる曲」をセレクトしました。聴いていると、心がリセットされるような曲や、活力が湧いてくる曲など。気が付けば、1月も残りわずか。充実した2016年を過ごしたい気持ちに寄り添う曲をどうぞ。

 

 

1.Absolute Beginners」 / David Bowie


今年始めの訃報は衝撃でしたね。

1986年の映画「ビギナーズ」の主題歌で、デヴィッド・ボウイ自身も出演しています。映画は1958年のロンドンのソーホーを舞台にした若者たちを描いていて、この主題歌も若くみずみずしい恋愛模様を歌っている詞です。「僕は全くの初心者だ」恋でも何でも始めは誰だって初心者(ビギナー)ですから。フレッシュで謙虚な気持ちで新しい世界へ一歩踏み出したい、そんな気持ちにさせてくれる1曲です。

そういえば、デヴィッド・ボウイも変わることを怖れず、アルバムを出すごとに新しいデヴィッド・ボウイを見せてくれました。いつだって、何回だってスタートラインに立って新しいことにチャレンジできる、そういうことを教えてくれたのも彼だった気がします。

(選曲・文/阪口マサコ)

 

 

2.traveling」 / 宇多田ヒカル


ヒッキーの本格的なアーティスト活動再開のニュースに、とてもワクワクしています。約5年ぶりという事ですが、その間に結婚・出産を経験し、女性としても何倍も魅力的になっているんじゃないかと思うと、これから生まれてくる作品も楽しみで仕方ありません。

この曲は200111月にリリースされた曲で、それまでのどことなく憂いを帯びたヒッキーの作品とは一線を画す、弾けるように元気なアッパーチューンです。紀里谷和明氏の手掛けた、色彩豊かで斬新な映像技術を駆使したPVも当時話題となりました。

新しいスタートを目前に足元がすくんでしまうような時には、この曲をエンドレスリピートで、気持ちに拍車をかけちゃいましょう!!

(選曲・文/高原千紘)

 

 

3.Start Me Up」 / The Rolling Stones


思い込んだら止まらない!猪突猛進型のあなたにはこんな曲を。

「スタートさせてくれ!俺はもう絶対止まらないぜ!」と歌っているのはザ・ローリング・ストーンズです。1981年のヒット曲ですが、70歳代の彼らは今もまだ走り続けています。そう、これだ!と思ったら突っ走りましょう!新しいことを始める時って、なんだかワクワクしますもんね。70歳代で医者になった人の話も聞いたことがあります。そういえば70歳代でスキューバダイビングのライセンスを取った写真家もいましたね。新しいことを始めるのに年齢なんて関係ない、思い立ったが吉日ですよ。

(選曲・文/阪口マサコ)

 

 

4.「もっと遠くへ」/レミオロメン


ところで、何度でもスタートをしたい理由、トライしたい理由はなんでしょうか?今、スタートしていいのか、迷いながらも目標に向かいたい気持ちが抑えられない時ならば、その旅に、この歌をお供にしてはどうでしょうか。私はこの歌を聞いて、人が今の場所からさらにスタートを切りたい理由がわかったような気がしています。ゴールはそれぞれの心の奥にあるから。他の人から見たゴールの場所は、自分にはスタートの場所なのかもしれませんね。

自分の道を良いものにしようと歩む時は時に孤独な時があります。この曲なら、ずっと隣で寄り添ってくれるのではないでしょうか。

(選曲・文/宮川桃子)

 

 

5.「タマシイレボリューション」 / Superfly


2010年のNHKサッカーテーマ曲として書き下ろされたこの曲は、「選手の皆さんを後押しできるような力強い楽曲を」という気持ちを込めて、ボーカルの越智志帆さん自らが作詞作曲を手掛けた作品になっています。

スポーツ選手の活躍を見て勇気をもらえるように、音楽の力に背中を押してもらえることもあると思います。歳を重ねるごとに、新しいスタートを切るのが段々と怖くなってくるのを感じますが、パワフルな歌声と、元気が出る言葉のオンパレードを聴いていると、「よし、やってやろうじゃないの!」っていう強い気持ちがフツフツと沸き起こってきます。

(選曲・文/高原千紘)

 

 

6.「少年」/山根康広


「少年の心を持て」誰かにこう言われたらどう思う?

口にしたのが僕のようなメタボなおっさんなら、周囲はドン引き間違いなし。歌に込めたメッセージの場合も、歌い手に覇気がなければ誰の心にも響きはしない。

しかし、山根康広は違うんだ!ライブ会場にいる全員の背中を押そうとするかの様に、何度も何度も熱い想いを歌いあげる。ただの綺麗事で挑戦を促しているんじゃない。逃げ道も近道もない事を伝えながら、それでも信じた道があるなら進め、と励ましてくれる。彼自身が少年の様にイキイキと駆けながら。さぁ、新しいことをはじめたくなってきた。腕を天に突き上げて叫ぼう、「少ー年ーっ!」と。

(選曲・文/今井義明)

 

 

7.「Walk Your Feet in the Sunshine」 / The 5th Dimention


新しいことをやりたい、と思っても時間の使い方が決まっていると、なかなか難しいのが大人の事情というもの。「今日は休みだ、計画通り家でダラダラと過ごそう。」そんなあなたにおススメなのが、この曲。牧歌的で優しいメロディーが日々の頑張りを慈しみ、そのうえで「たまには足をお日様に当てて歩かないと。」と、甘く爽やかなコーラスで行動を促します。裏でポロロポロロンと鳴っているシンセや、おめでたいトランペットが、これからいいことありそうな予感にさせてくれるのも、ポイント。この曲はアメリカのコーラス・グループ、フィフス・ディメンションが、1975年にリリースした「Earthbound」(2014年にCD化)に収録されています。

何だかその気になってきた。僕には、まだ眠っているポテンシャルがあるぞ!食べかけのごませんべいはそのままにして、あの拳法道場の門を叩こうか。

(選曲・文/旧一呉太良)

 

 

 

 

編集:吉川さやか

ミュージックソムリエ養成講座

鈴木健士(NPO法人ミュージックソムリエ協会理事長
シンコーミュージック刊『音楽業界金のバイブル』にてインタビュー掲載)

 

entertainment stationにて連載中、佐藤剛の「昭和歌謡と日本のスタンダードの歴史」
【第15回 スタジアム・コンサートで光り輝いたジャズのスーパーグループ「ビッグ・フォー」】が掲載されました。
ぜひご覧ください!

http://entertainmentstation.jp/19616/ 

本日1/25(月)開催のイベントです!【スタンダード曲のストーリーを語る、歌を聴く-vol.1 ”美空ひばり”-】

歌謡曲の誕生期からシリーズで綴っていきます。vol.1は美空ひばりさん。天才歌手として、ジャズも歌謡曲もあらゆるジャンルを自在に歌い、人に忘れられぬ記憶として残る歌を届けてきた美空ひばりさんの今に繋がるエピソードなどをアナログレコードを聴きながらご紹介します。

日時:2016年1月25日(月)
場所:風知空知
http://fu-chi-ku-chi.jp/

東京都世田谷区北沢2-14-2 JOW3ビル4F
TEL:03-5433-2191
小田急線・京王井の頭線「下北沢駅」南口徒歩3分
出演:佐藤剛 聞き手:猪瀬まな美
時間:OPEN:19:00/START:19:30
CHARGE:1,000円+ドリンク代(1ドリンク)


ご予約:風知空知
電話 03-5433-2191
メール yoyaku@fu-chi-ku-chi.jp
※お名前、公演名、希望枚数、電話番号をご明記ください。
【ご注意】当日は先着順整列入場・自由席となります。

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佐藤 剛 プロフィール:1952年岩手県盛岡市生まれ、宮城県仙台市育ち。プロデューサー/作家。
音楽業界誌『ミュージック・ラボ』を経て、1977年から86年の解散まで甲斐バンドのマネージメントとプロデュースを行う。1988年〜2008年はファイブ・ディー代表としてTHE BOOM、プライベーツ、宮沢和史、喜納昌吉とチャンプルーズ、ヒートウェイヴ、中村一義、有里知花、スーパーバタードッグ、ハナレグミ、小野リサなどをプロデュース。近作は由紀さおり&ピンク・マルティーニ『1969』、ソノダバンド『火の玉』、マルシア『愛は海を越えて』、大島花子『柿の木坂』、ジェロ「ポロポロ」。舞台「久世光彦 マイ・ラスト・ソング~あなたは最後に何を聞きたいか~」、「Sing with TORIRO 三木鶏郎と異才たち」、美空ひばり二十三回忌イベント「HIBARI 7 DAYS」などのプロデュースと演出も手がける。著書にはノンフィクション『上を向いて歩こう』(岩波書店)、『黄昏のビギンの物語』(小学館新書)、『歌えば何かが変わる: 歌謡の昭和史』(共著・徳間書店)、12月8日に「上を向いて歩こう」(小学館文庫)発売。


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猪瀬まな美 プロフィール:音楽が大好きなデザイナー / MC見習い
1987年茨城県古河市生まれ、東京都在住。
2012年にノラネコデザインとして独立。広告などのグラフィックデザインを中心に活動。音楽イベントのフライヤーデザイン、CDジャケットのデザインも手がけるほか、NPO法人ミュージックソムリエ協会」、「音・人・心 研究所」のロゴデザインも手掛けている。また、映像美術として多くのミュージックビデオの造形を手掛けている。工作ワークショップの企画運営、MC、モデルなど、様々な分野で活動中。現在、ウクレレの弾き語りを練習中。
WEB: http://noranekodesign.weebly.com/

「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信サイト“TAP the POP“にて月曜日(不定期)、ミュージック・ソムリエによるコラムをお送りしています。ぜひご覧ください!

『今夜、触れてほしいジェネシスの世界』
http://www.tapthepop.net/sommelier/40576

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