ミュージックソムリエ協会blog

シチュエーション別の音楽や、ミュージックソムリエ協会の日々の活動状況などをお伝えします!

2015年06月

ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエによるもの。 

「もう幾つ寝ると、夏フェス~♪」と語呂の悪い歌を口ずさみたくなる、今日この頃。フェス好きの方、そして、今年こそ行ってみたいというビギナーの方に贈る、フェス気分が味わえる曲を集めました。


1. Wake up Boo!」/  The Boo Radleys

 

みなさーん!夏フェスまで待ちきれない気持を、「史上もっとも気分が良くなる曲」と、とある心理学者の研究の結果認定されたこの曲を聞いて歌って踊って、もっともっと盛り上げてちゃって下さーい!!

オアシスの「モーニング・グローリー」ブラーの「ザ・グレイト・エスケープ」が発表されそれぞれUKチャート1位を飾った1995年に、リバプール出身のバンド「ザ・ブー・ラドリーズ」が発表したこの曲。当時イギリスでは、おデブなお兄ちゃんがノリノリで踊りまくるという、とあるテレビCMに使われ、この曲がかかると多くの人がつい体を動かしリズムにノってしまう現象が起きた程、たくさんの人の耳と体に浸透しました。

「イギリスに音楽とサッカーが帰って来た!」と言われた時代の風と音楽を感じつつ、今年もやってくるUKアーティストをはじめ、お目当てのバンドの音を思いっきり楽しめる日まで、あとちょっとお待ち下さいませ♪

(選曲・文/和久井 直生子)


2.「手をたたけ」/NICO Touches the Walls


暑い日差しの中、ステージで演者と観客が一体となる夏フェス。それは会場が大きくなればなるほど美しい光景で、風物詩と呼びたくなる気持ちになるものです。

NICO Touches the Wallsが、2012年に発表した楽曲「手をたたけ」。カルピスウォーターのCMソング起用されました。タイアップからして爽やかですね。タイトルが示す通り、曲中で終始なくハンドクラップするのが、ライブにおける風物詩。明るい雰囲気もそうですが、一度聴いたら絶対に忘れることのないシンプルなタイトル。これに尽きます。だからこそ彼らを初めて見る人でも、ノリやすく一体になりやすいナンバーに昇華すると言えます。事実、私が初めて彼らのステージをフェスで見た時にもそういう思いにかられました。

(選曲・文/Kersee)


3.「My Hero」/Foo Fighters


今年のフジロック・フェスティヴァルの第(第トル)1日目、7月24日のグリーンステージのヘッドライナーとして出演が決まっている、フー・ファイターズ。昨年20周年を迎えて発売された記念アルバム『ソニック・ハイウェイズ』を引っさげてのツアーも好調な、彼らのライブは期待大!ライブでも、必ずといっていいほど演奏される彼らの人気の一曲「マイ・ヒーロー」は、コーラス部分だけでも、ぜひこのライブ動画のように大合唱したい。「There goes my hero / Watch him as he goes / There goes my hero / He’s ordinary 」サビの歌詞はこれだけなので、本番までにぜひとも覚えて行きたいものです。先日のライブで骨折をしたデイヴ・グロールが少し心配ですが、きっと素晴らしいライブを見せてくれることでしょう。

あ、ライブに行けない人もこの動画と一緒に歌って気分だけでも盛り上がりましょう!

(選曲・文/阪口マサコ)


4.「君と夏フェス」/SHISHAMO


夏フェスで盛り上がる曲は多数あれど、夏フェスをテーマにした曲はこれが初めてになるでしょうか。(夏フェステーマの曲あるはずなので、どうする・・・)2013年11月にアルバム『SHISHAMO』でデビュー以来、注目を浴び続けているガールズ・スリーピースバンド・SHISHAMO。この曲は、2014年7月2日に初のシングル曲としてリリースされました。

夏フェスにおけるカップルの人間模様。お気に入りのライブを楽しみたいけど、彼の目も気になる、そんな女の子を主役にした物語。真夏の太陽の日差しの中、気がつけばライブが進むにつれて前の方に体が動いていく主人公。それを見て”新しい君が見れたから良かった”という彼氏。ありふれたストーリーながらもその中には輝きがあり、また夏フェスならではの夢も詰まっているような気がします。

今年も各所で開催される夏フェス、この曲のような物語はまたいくつも生まれることでしょう。あるいは、それをきっかけに更なる物語が進展することになるかもしれません。そうなると歌い終わり、”今年の夏よ 終わらないでよ”というフレーズがより説得力を増します。楽しくてやみつきになる夏フェス、どんなに暑くても行った後には、ずっと夏であってほしいという思い。それは、夏フェスに行ったことある人には共通の感想と言えるのではないでしょうか。

(選曲・文/Kersee)


5.「Get Together」/The Youngbloods


野外フェスといえば、広い会場でたくさんの人々が音楽を共有して開放感とともに楽しむ

古くはカウンターカルチャーやラブアンドピース的思想、その象徴である1969年のウッドストック・フェスティバルがその起源になるでしょう。 

この曲は、当時のヒッピームーブメントや、ラブアンドピースの時代を象徴する楽曲です。なんともゆったり夢実心地なギターに導かれ、”互いに笑い合って、互いに愛し合おう”と実にヒッピー的な歌詞が歌われる、幻想的で独特の空気を持った曲です。

また同時に、そのカルフォルニア幻想が崩れた後の虚無感まで内包しているようで実に時代を表した名曲だと思います。

この曲は大滝詠一氏と細野晴臣氏の出会いのエピソードにも関係したり、バンドの他曲名は山下達郎氏のSugar Babeの元になったりと当時の日本のロックとの関係も深い、再評価されるべきバンドだと思います。ぜひご一聴を。

(選曲・文/田中 孝典)



編集:鈴木 健士

ミュージックソムリエ養成講座

ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエによるもの。 

ジメジメした梅雨の季節。グッタリした大人たちに贈る、昭和にタイムスリップして、幼い頃の自分を思い出せる懐かしいアニメの主題歌を選びました。当時を思い出し、口ずさめば、ちょっぴり元気になるかも。

 

1.「ガッチャマンの歌」/子門真人・コロムビアゆりかご会


昭和47年からフジテレビ系で放送。『科学忍者隊ガッチャマン』の主題歌。ガッチャマンと秘密結社ギャラクターの戦いに、毎回息をのんでいた男子・女子は、この歌で昭和にタイムスリップしてみませんか。ガッチャマンの奮闘に、正義は勝つ!そんな思いを心に持ち始めたのは、このアニメからだったように思います。

  

2.「エースをねらえ!」/大杉久美子


最初の放送は、昭和48年からの半年間。毎日放送とテレビ朝日系列で放送していました。『エースをねらえ!』は、週刊マーガレットで連載されていた漫画です。の主題歌。当時「マーガレット派」だった女子と「岡ひろみ」「お蝶夫人」のキーワードでピンときた人は、この曲でタイムスリップできるのではないでしょうか。

今でこそ、テニスで世界チャンピオン級の選手の輩出している日本ですが、昭和のこの当時、岡ひろみや私たちは今の日本を想像していたでしょうか。今、錦織選手らの活躍のあるこのときに、もう一度このアニメを見たくなりますね。

  

3.「愛をとりもどせ!」/クリスタルキング


昭和59年にフジテレビ系列で放送。週刊少年ジャンプの連載で大ヒットした『北斗の拳』の主題歌。核戦争で荒廃した世界で戦い続けるケンシロウの北斗神拳の崇高さに憧れた男子が、当時沢山いたのではないでしょうか。「お前はもう、死んでいる!」このセリフに聞き覚えがあるなら、この曲で昭和にタイムスリップしちゃいましょう。

  

4.「よあけのみち」/大杉久美子、アントワープ・チルドレン・コーラス


昭和50年に、フジテレビ系列の「世界名作劇場」で放送された『フランダースの犬』の主題歌。寒いクリスマスの日。アントワープの大聖堂で、憧れのルーベンスの絵画の前。少年ネロの「なんだかとても眠いんだ、パトラッシュ・・・」そう言い残して愛犬と天に召された最終回は、涙なしには見ることができなかった男子女子も多かったと思います。

彼らの健気な最期は、子供心にあまりにも衝撃的だったはず。

この子達の遅すぎた幸せは、今も心の奥に残っていませんか?

  

.Journey To The Stars」/ゴダイゴ


昭和53年から昭和56年までフジテレビ系列で放送された『銀河鉄道999』の主題歌。銀河鉄道の摩訶不思議な世界観は、少年少女の心をぐっと掴んで離さないものがありましたね。鉄郎、メーテル、車掌・・・どの登場人物もミステリアスで、不思議な宇宙のような不思議な世界。そこにかっこよさや爽やかさを出していたのが

この曲だったのではないでしょうか。

  

.「ど根性ガエル」/石川進・荒川少年少女合唱隊


昭和47年から、朝日放送系列で放送されました。公園で小石につまずき倒れこんだひろしのシャツにピッタリ貼りついてしまった、カエルのピョン吉。毎回のドタバタ劇に笑ってしまう作品です。主題歌も作品と同じように、笑ってしまう面白いものです。

  

選曲・文/宮川桃子

編集:鈴木 健士

出典:ミュージックソムリエ協会staff blog

ミュージックソムリエ養成講座

ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエによるもの。

夏と共に出現率が高まる、「ゴ・・・」から始まる黒光りする昆虫。名前も出したくないから、「G」と呼ばせて頂きます。出てきたら退治しなきゃいけないけど、怖い。でも頑張らないと・・・と震える心に勇気をくれる曲を選びました。

 

1.「ガッツだぜ」/ウルフルズ


歌い出しから勇気をくれるわけで。「ガッツだぜ!」って口ずさみながら、殺虫剤と新聞紙を持って戦闘モードに突入できそうです。今からちょうど20年前の1995年に発表された曲ですが、今聞いても全く古さを感じさせない普遍的な名曲です。きっと20年間、いろんな人に勇気とエールを送ってきたことでしょう。もちろん、今まさに直面している困難「G退治」にもピッタリ!トータス松本の力強い歌声に背中を押されながら、家内平和を守る為、Gとの格闘に挑んでください。

(選曲・文/石井由紀子)

  

2.「Right Here, Right Now」/Fatboy Slim


夜、リビングでくつろいでいると視界の隅に何か黒い影が・・・

こういう時は慌てず騒がず、そっと新聞紙を筒状に丸めて静かにヤツに近づくのです。

そして「Right Here! Right Now!(さあ、ここ!さあ、今!)」の合図で一発でしとめましょう。もしも失敗して家具の隙間に逃げ込んでも、この曲を聴きながらテンションを上げて冷静にヤツが出て来るのを待ちましょう。「Right Here, Right Now」が合図です!

この曲は1998年に発売されたファットボーイ・スリムのセカンド・アルバム「Youve Come A Long Way Baby」から、1999年にシングル・カットされ大ヒットしました。

もちろんゴキブリ退治の曲ではないけれど、気持ちを静かに高めてくれる1曲です。

(選曲・文/阪口マサコ)

  

3.Que Sera Sera」/Mary Hopkin

 

曲が終わり、戻ってきた平和な日常。すると、人間様の都合でかわいそうなことをしたな、

などとちょっぴり後悔の念がよぎるのです。そんな時はこれ。

けっせらっせらぁー、とテッシュで丸めてポイッ。この曲には色んなヴァージョンがあるのですが、ここではメリー・ホプキンのヴァージョンを推します。アンニュイな歌唱もさることながら、ポールのアレンジによるラスト・パートが牧歌的で素敵。何を丸めていたか、なんてもう忘れてしまいました。

さぁて、換気、換気。

(選曲・文/GAOHEWGII

  

4.「スーパーマリオ 無敵BGM」 /ゲーム・ミュージック


Gなんか出られると混乱しちゃいますよね。テンションが上がる、というわけではないにしても何かしら、じっとしていられないのは確かなはず。というわけで、今回選曲したのは、スーパーマリオの無敵状態BGM。この音楽が流れている中で、右手にスリッパか新聞紙辺りを装備すれば自然とGも退治できるはず。何と言っても、こちらは無敵なわけですから。というわけで、Gが出るところには、スターを常備することを、是非お薦めしたいと思います(?)

(選曲・文/Kersee

 

5.Fast as a Shark」/ACCEPT


冒頭。レコードから流れる、のほほんとしたドイツ民謡に油断していると突然スクラッチと共に中断!アーーーーGが現れた!!

「気を付けろ!サメのような速さで奴は暗闇から切り出す!」ウドの金切りヴォーカルを筆頭に高速リフのツインギター、パワフルなドラムで緊急事態を演出するとびきりのファスト・チューン。首を振りつつ狙いを定め、機会を待て。そしてラスト(3:40辺り)。「ATTACKATTACKATTACK!」の連呼のところで殺虫剤噴射だ!

(選曲・文/GAOHEWGII

  

5.「Lets Get Rocked」/DEF LEPPARD

 

「勇気をくれる曲」?じゃあもちろんへヴィ・メタルの出番でしょ!!・・・と疑いなく思ったものの、これがなかなか手ごわい。緊張感とスピードとパワーに溢れ、聴く者を怒れる闘士と化すメタルの名曲は実に数多い。それゆえに、1曲に絞るのは至難の業です。

そこで今回は敢えて、明るく楽しい雰囲気満載のこの曲、「Lets Get Rocked(レッツ・ゲット・ロックド」をおススメ。イギリスを代表するへヴィ・メタル・バンド(彼らはそう呼ばれることを好まないようですが)の一つ、DEF LEPPARD1992年にリリースした5枚目のアルバム、『Adrenalize(アドレナライズ)』からのオープニング・ナンバー。昂揚感溢れるビッグなビートとブ厚いサウンド、明るくもどこか懐かしい匂いのするメロディが、アルバムのタイトル通り、前向きなアドレナリンを分泌させてくれます。

ドラマーの片腕切断、ギタリストの薬物過剰摂取による事故死など、数々の難局を乗り越えて、今も世界の音楽シーンの第一線で活躍するバンドの気概が、「ロックしようぜ!」というシンプルなフレーズに集約されています。

緊張して肩に力が入りすぎていると、いざという時に思うような動きができないもの。この曲でリラックスして、むしろG退治を楽しんじゃいましょう。大丈夫!余裕です、余裕!!

(選曲・文/伊藤威明)

  

6.「(You GottaFight For Your RightTo Party)」/Beastie Boys


いかなる場合においても、殺生だけはいけません。

しかし!!

どうしても譲れない戦いもあるのだ。Gとだけはどうしても同居したくない。「Fight For Your Right!」あなたの健やかな暮らしを守るために戦うのです。(←少し大げさ)

すばしっこいヤツは、いきなり目の前に現れるので、この歌を聴いていつでも戦闘態勢に。

殺虫スプレーと新聞紙と、この季節は心の準備もしておきましょう。「Kick It!」のかけ声で始まる威勢のいいヒップホップ・ナンバーのこの曲は、1986年に発売されたビースティ・ボーイズのデビュー・アルバム「Licensed To Ill」からの大ヒット曲。さぁ勇気を出してやっつけるのだ!

(選曲・文/阪口マサコ)

  

7.「君をのせて」/井上あずみ


スタジオジブリが1986年に公開した「天空の城ラピュタ」主題歌。

まぁほぼ、白目状態で口ずさむ感じですね。子供の頃の楽しかった思い出が走馬灯のように蘇り、今置かれている状況から逃げたい一心で思い浮かんだ曲、といったところでしょう。

でも、人生には困難はつきものなのです。シータとパズーだって、困難に立ち向かって、冒険に出たじゃないか・・・がんばれ、私!とエールを送ってくれるような気持ちにも。

うーむ、Gにだけ効く「バルス」があれば、戦闘もラクなのになぁ。

(選曲・文/石井由紀子)

 

 

編集:鈴木 健士

出典:ミュージックソムリエ協会staff blog

ミュージックソムリエ養成講座

ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエによるもの。 

今回は、「山の中にある美容院だけど オシャレ・シティにいる感覚になる音楽」です。人寂しい山里に佇む美容院。でも、音楽も技術も最高峰なんです!そんな美容院に似合う音楽をどうぞ。

 

1.「Searching」/Roy Ayers


レア・グルーヴとは、1980年代後半からクラブDJがその時代の曲に飽き足らず196070年代の埋もれたジャズやソウル、クロスオーバーなどの音源から探し出して再発見された音楽であり、ムーヴメントです。同じくヒップホップ系のミュージシャンもサンプリングのネタとして、過去のそのような音源から発掘しています。今まであまり知られていなかったけど素晴らしい過去の埋もれた見つけ難い音レア・グルーヴ、つまり「お宝再発見!」なのですね。そんなレア・グルーヴで再評価されたジャズのヴィブラフォン奏者ロイ・エアーズのクールな1曲で!

片田舎の美容院でこんな曲が流れてたら、表参道よりもイケてるんじゃぁないかしら。

実は今、一番最先端の美容師の人たちはもう気付き始めてるんですね、地方の埋もれた田舎の良さを。自分たちが一番心地よいと思う環境を再発見し、その中で美を発信しているのです。それこそまさにレア・グルーヴじゃないでしょうか!(ほんまかいな?!)

(選曲・文/阪口マサコ)

 

2.「Moment Scale」/Silent Poets


田舎の美容院は、できればちょっとリゾート感ある場所がいいかな。

山の中では森の中の美しい避暑地であったり、海辺ではキラキラ光る砂浜が見渡せる場所にあったり。

サイレント・ポエッツの「モーメント・スケール」は、1995年のコンピレーション・アルバム「カフェ・デル・マールvol.2」に収録された1曲です。カフェ・デル・マールとは、スペインの有名なリゾート地イビザ島にある人気のカフェです。カフェから見える日没の風景が美しく、ヨーロッパから最先端の若者が集まることでも有名です。またDJがかける音楽がリラックスできるチル・アウト・ミュージックとしてとても人気が出たことから、1994年頃より多くのコンピレーション・アルバムが発売されていて、オシャレな人たちの間では人気のシリーズです。20年前のその「vol.2」に早くも日本人の2人組サイレント・ポエッツの曲が収録されたのは、クール・ジャパンのはしりと言ってもいいのではないでしょうか。表参道というよりもイビザ島!?

心地よい風景と心地よい音楽の中で美しく変身したいものですね。

(選曲・文/阪口マサコ)

 

3.La Bossa-Nova de notre amour」/Dany Doriz


 「ウチは田舎にあるけれども、内装も店員もバッチリ決まっている!後は音楽だけだ!」そんな時はこれでしょう。

まず、響くオルガンをバックに軽やかに跳ねるピアノが映えるイントロから素晴らしい。そして朗らかな女性スキャットと涼しげな音色のヴァイヴが織りなす、ジャズ・ボッサの幻想的な世界。何とおしゃれなことよ。華やかなだけではなく、ほんのり哀愁味があるメロディーがポイントです。

表参道とはこれまで縁のなかった私。おしゃれ=フランスだろう、と単細胞な発想で捻り出してみました。

こんな曲が床屋(美容院?無理無理)で流れてきた日には、自分は裸足で逃げ出すこと請け合い。さぁ、この曲で攻めるべし。少しヴォリューム抑え目で流すとグーじゃないかな。

ダニー・ドリスはフランス出身ヴィブラフォン奏者。この曲は2011年にCD再発された『ダニー・ドリス』(1969年作)に収録されています。

(選曲・文/GAOHEWGII

  

4.「Hero」/Mariah Carey


山の中、あるいはそんな建物がなさそうな場所にある美容院。言ってみるとそこは周りの空間と違った異世界。美容院なのでちょっとしたオシャレ感を出したいと、言いつつ。でもやはり都会と違って、スタンダードナンバーに落ち着きやすくなるのが世の常。

というわけで最新のトレンドとも周りの風景とも違うシチュエーションの定番曲。選ぶとしたら日本より海外の方がより異世界感を出せるでしょうか。出来れば女性ボーカル、R&B方向。となると一番スタンダードになるのが日本でも古くから人気のMariah Carey。楽曲は"Hero"。発表は1993年。世界中でヒットした超有名曲で、日本でも中山美穂がドラマ主題歌でカバーしているナンバー。確かにこれが本当に表参道で流れてたら今更どころの話ではないですが、北関東の山の中辺りなら何とかなりそうな気も、しないではないような。

(選曲・文/Kersee

 

5.「71億のパズルピース」/チャラン・ポ・ランタン


山の中、人と出くわすことも少ない場所に構える美容院。でも、そこの店主は凄腕でセンスも抜群。お客様は東京はおろか、世界中からやってくる・・・。なんて場所なら、選ぶ音楽も無国籍な感じが似合うでしょう。

ご紹介するのは、日本の姉妹ユニット チャラン・ポ・ランタンの「71億のパズルピース」です。アコーディオンの音色に乗せて奏でられる音楽は、どこか物哀しさも感じられ、聴く人の心を惹きつけます。カナダ・アメリカツアーやフジロックフェスティバル出演など、活動の場を日本だけでなく、世界規模で展開する2人組。

世界中のファッショニスタを虜にする美容院ならば、流す音楽も世界に引けを取らないけど、個性的なものがピッタリです。

(選曲・文/石井由紀子)

 
 

編集:鈴木 健士

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